宅建 過去問の活用方法
テキストは全部読みましたか?
「いやいや、ワンクリックでこのページに来てるんだから、まだ読んでるわけねぇじゃん。」
というツッコミは受け付けておりませんのでご了承ください。
で、テキストは“ちゃんと”2回読みましたか?
えっ?2回ですよ。2回。
1回で理解できるのは天才だけなので、僕らみたいな凡人は最低でも2回読みましょう。
(天才がこんなサイトに来るわけないよね。。。うん!)
なんか変なテンション維持するの疲れてきたので、ここから真面目に書きます。
(いや、いつも真面目です・笑)
過去問には、テキストを2回“ちゃんと”読んだ後に取り組み始めます。(キーワード拾い読みはだめですよ?)
(参考記事:宅建テキストの読み方)
時期的に言うと、試験直前の1カ月半〜2カ月前くらいに取り組み始めるとベターです。
まずは実力試しでいいので、過去問一年分を一通り解いて、採点してみてください。
時間制限とかは最初は気にしなくていいです。
この時点で25点くらい取れていれば優秀です。
「合格点が35点くらいなのに、25点とかでいいの?」
とか、そんなことは気にしなくていいです。
どんなにテキストで勉強しても問題を解くのは難しいので、初挑戦で25点も取れれば優秀ですよ。
この時点で20点未満とかだと、これからちょっと苦しくなりますけど、まだまだ合格射程内なので安心してください。
で、採点が終わったら間違った問題をピックアップします。
ここからが重要なのでよ〜く読んでください。
まず解説は読まない。(←ここ重要)
そして、間違った問題の関連項目を“テキストで”勉強し直してください。
例えば、抵当権の問題で間違ってたら抵当権の項目を全て勉強しなおします。
手付金の項目で間違っていたら手付金の項目を全て勉強しなおします。
さらにここからは「重要そうな内容」を蛍光ペンなどでチェックしながら読み進めてください。
最初のうちは間違った問題が半分以上あると思うので、結構大変ですが頑張ってください。
全てをテキストで勉強しなおしたら、間違った問題をもう一回解きます。
勉強しなおしたばっかりなので、結構解けるようになってると思います。
で、また間違ったら、また勉強し直します、そしてまた解きます。
おそらく、2・3問くらいはどうしてもわからない問題があると思いますが、それは捨て問なので気にしなくていいです。
はい、これで過去問一周です。
- 問題を全部(50問)解く
- 採点する
- 間違った問題をピックアップ
- 関連項目をテキストで勉強し直す
- 重要そうなところは蛍光ペンなどでチェックする
- 間違った問題を再び解く
- 採点する
- また間違ったらまた勉強し直す。そして解く。
- どうしても解けない2・3問は無視して良い
これを、まずは最低5年分繰り返してください。
5年分やった段階で合格点が見えてくるはずです。
順番は古いものからやっていくと良いと思います。
(H.17年 → H.18 → H.19 ・・・みたいに)
そして、6年目、7年目、と回数を積んでいって、確実に40点オーバーの点数が取れるようになったら合格圏内です。
本番では普段の9割くらいの点数しか取れないことが多いので、40点オーバーは最低限の目標としてください。
というわけで、過去問の活用方法は以上です。
過去問を解いてすぐに解説を読んで、という同じことを20回転もやってる人達や、それを指示する講師の人達がいたりしますが、デタラメな素振りを何千回やっても野球は上手くならないのと一緒で、
考えながら、一回一回を“丁寧に”やらなければ実力はつきません。
松井やイチローが一流の選手になれているのは、この“丁寧さ”です。
彼らは、一度たりともデタラメな素振りをしていません。
常に“考えながら”“丁寧に”やっているからこそ、彼らは一流なのです。
あなたも、過去問は“丁寧に”取り組んでください。
そうすれば、回数なんて少なくても充分に実力は付くのです。
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